剛柔流伝統空手道について

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剛柔流伝統空手道

剛柔流伝統空手道

剛柔流空手道は、那覇市出身の宮城長順(1888~1953)によって、体育的次元に立脚した合理的な修練体系として確立されたもので、かつて本州では、警察、師範学校、関西の各大学(関西、立命館、同志社)など各地で指導され、普及発展して来た。

流派名の「剛柔流」は、流祖の宮城長順が福建少林拳白鶴門の伝書である武備誌の「拳法之大要八句」の中の「法剛柔吞吐」より引用したものである。


剛柔流空手道の優れた特徴

  1.  精神面として、練習に打ち込むことで、集中力を向上させる。
  2.  身体面として、基本形の三戦(サンチン)などの呼吸吞吐の練習から、身体的運動能力の向上が図られる。
  3.  腹式呼吸を重視した「気」「息」「体」の修練から、気力・活力・体力の増強が、健康維持に効果的である。
  4.  護身として、精神的な冷静さと、修練している運動能力や技術力で対処でき、大いに役立つ。
  5.  老若男女がその体力に応じて練習でき、現在よりもさらに向上した体力と気力を目指すことが出来る。
  6.  単独で狭い場所でも、いつでも体調や体力に応じた練習が、可能である。

剛柔流伝統空手道を、Zoomを使ってオンラインで指導

剛柔流伝統空手道を、Zoomを使ってオンラインで指導

最初は単純に強くなりたいと思って始めるのですが、見た目とは違って、結構進歩に時間を必要とします。空手道には、一歩一歩の向上に探求心が湧いてくる何か人を引き付ける魅力があります。ですから、長く続けることが出来るのだと思います。

 

自己投資として、その技術を磨きながら、自信を得、美容と健康維持、ストレス解消など、その技術は、生涯の財産になります。

 

心と体の健康には、ぴったりだと思っています。Zoomを使って、オンラインで体験でき、いつからでも手軽に始められます。


その練習体系として、12種の形があり、それぞれの形には多数の技術が組み合わされており、それぞれが独自の特徴を持っている。これらを各々の個別講座として、順次練習して行けるように指導します。

 

また、その技術を応用したスポーツとしての組手試合につても、構や技の使い方などを指導します。

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全日本空手道連盟・
剛柔会の12の形

100年の伝統 剛柔流空手道 12の形の特徴解説

剛柔流空手道はその技術を習得し向上するとともに心身の健全な育成を促すのに優れた内容を持っている。

 

流祖宮城長順は近代体育として見直し、科学的練習体系を作り上げた。

形を練習することで、ストレスや運動不足の解消になり、姿勢が良くなります。

さらにダイエット効果を発揮します。

その技術は武道の技であり、護身術として使えます。


① 撃砕第一(ゲキサイダイイチ)

剛柔流の基本的な「立ち方」と攻防の技が組合され、初心者の技法からより高度な技法まで奥深く体得できる形です。

② 撃砕第二(ゲキサイダイニ)

撃砕第一をベースに、立ち方に「猫足立ち」が加わり、さらに剛柔流を代表する「掛け受け」と「回し受け」そして「両掌底当て」が加わり、剛柔流の基本的な修練形である。

③ 三戦(サンチン)

基本技法により正しい姿勢と呼吸、正しい運足による拳の止めと進退、正確な突きと受けによる集中力と持久力など、体力に適応した鍛錬によって強靭な心身を創り上げられる形で、剛柔流の基本鉄則は、この三戦の形に集約されている。

④ 制引鎮(セイユンチン)

四股立ちを多用し、猫足立ち、三戦立ちも多いので、鍛錬の形としても重要で、突き、払い落し、当て、受けの技は剛と柔の技法を使い分けている。腕や足を叩き折るように強く、そして粘りのある柔らかさで流すように技をつないでいる形である。

⑤ 砕破(サイファ)<全日本空手道連盟:第一指定形>

相手の意表をつく入り身になっての撥ね外しからの掌底落とし、裏拳打ち、片足立ちで膝当てから蹴りへの連続動作など、各部所への攻撃法の熟達が要求される練度の高い形である。

⑥ 三十六手(サンセールー)

掴まれた腕を擦り落としで外し、すかさず足取り、逃げる相手を追い蹴りで決める。実戦的な技から始まり、縦肘当て正拳突き、関節蹴りから素早い転身で、迅速果敢な技術を修練する形である。

⑦ 四向鎮(シソウチン)

貫手、横受けから肘関節折り、後ろ肘当て指頭突き、掌底流し受け掌底当てなど、腰の捻転を主眼とした技が続き、さらに掛け受けから蹴って踏み込み縦肘当て、両肘跳ね外し、腰の捻転で肘関節逆当てを決めるなど、開手での技法を熟知しなければならない形である。

⑧ 十八手(セーパイ)<全日本空手道連盟:第一指定形>

外しのための攻撃、両手を使っての外しからの後屈立ちで入り込んで攻撃、裏受けから掛け、引いて手刀打ち、払い受けから腕を掴み引き寄せると見せて腕関節固め、など緩急織り交ぜた攻防の連続技が続き、意表を衝く技の多い特徴ある形である。

⑨ 十三手(セーサン)<全日本空手道連盟:第二指定形>

掌底当ての連続動作、膝関節蹴り掌底当て、掬い裏掛け受けから掛け押さえ、指取り抱え込み螺旋受けから喉掴み、摺り足での早い転身、揚げ突き裏打ち肘落とし払い受け寸突きの五連続動作、など複雑多彩な連続技が特徴で、剛柔流を代表する形である。

⑩ 久留頓破(クルルンファ)<全日本空手道連盟:第二指定形>

体を捌いて攻撃をそらし、肘刳り受けからの関節蹴りに始まり、大きな演武線上で重心を変えずに柔らかい動きからの素早い転身と、一連の速い動作が動きを大きく見せ、開掌による攻防が特徴の形である。

⑪ 壱百零八手(スーパーリンペイ)

四方への転身が組み合されており、正確な基本技が要求され、合わせ突きからの「ヌーン」と云う払い押さえの難しい極め技を始め、多様な技を織り込んだ形である。

⑫ 転掌(テンショウ)

臍下丹田(せいかたんでん:胸骨のすぐ下に正中線にあるくぼみ)に力を集中し、気・息・体の修練を目的とすることは三戦(サンチン)と同様であり、正しい姿勢と呼吸によって開掌での各種の受け、掌底の使用法を修練する形である。